台風1号「ノケーン」のたまごがフィリピン東海上で発達中で、15日未明に正式な台風1号へ昇格したと報じられています。
まだ日本からは距離があり、当面はフィリピン方面をゆっくり西寄りに進む予想ですが、米軍・気象庁・ヨーロッパ(ECMWF)など各モデルの進路に少しずつ差が出てきている状況です。
この記事では、台風のたまごの現在位置、日本への影響の可能性、米軍/気象庁/ECMWF・Windyの進路の見え方、それぞれの見方のコツと「いつ何をチェックしておけば安心か」を整理していきます。
KingH台風1号のたまごがフィリピン東で発達中。各モデルで進路にまだ幅あり
台風1号たまごの現在の発生状況
2026年1月14日〜15日にかけて、フィリピン・ミンダナオ島の東海上で「熱帯低気圧a(台風のたまご)」が発生し、気象庁やニュース各社が台風1号候補として取り上げています。
14日3時時点では熱帯低気圧でしたが、15日には中心気圧1000hPa・最大風速18m/s程度まで発達し、台風1号「ノケーン」として認定されたとする報道も出ています。
現在は西〜西北西へ時速15km前後で進んでいるとされ、まだ勢力は「弱い〜並クラス」ですが、海面水温が高いエリアを進むため、今後数日で強まる可能性があります。



ミンダナオ島東の熱帯低気圧が15日までに台風1号「ノケーン」クラスへ発達中
気象庁と米軍(JTWC)の進路予想
気象庁(日本)
- 20日頃までの進路予想図が公開されており、当面はフィリピン東〜南シナ海方面へ西寄りに進むシナリオが中心です。
- 予報円はまだ大きく、日本列島に直接向かう進路にはなっていませんが、「今後の動き次第では北寄りにカーブする可能性もある」とされています。
米軍JTWC(Invest 92W など)
- JTWCは西太平洋の熱帯擾乱をInvest番号で管理し、すでに92Wとして監視中との情報があります。
- 24時間以内にトロピカルストーム(台風)へ発達する可能性が中〜高と評価されていて、フィリピン〜南シナ海方面への進行シナリオを採用している模様です。
両者とも「とりあえず日本直撃コースではなく、フィリピン周辺が主な影響エリア」という点では傾向が近いですが、まだ初期段階で予報円は広めです。



気象庁も米軍も今のところフィリピン〜南シナ海寄りコース、日本直撃シナリオはまだ薄め
ヨーロッパ(ECMWF)・GFS・Windyのモデル傾向
YouTubeや気象ブログでは、ECMWFやGFS(アメリカ)、ICON(ドイツ)といった各国モデルの比較も行われています。
- ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)
10日先くらいまでの中期予報が得意で、今回のたまごについては「フィリピン付近で台風化後、南シナ海側へ進む」ケースが多いとされています。 - GFS(アメリカ)
一部のランで「北〜北東に抜け、日本の南海上に弱い低圧部として近づく」パターンも出ており、ECMWFよりやや北寄りの解を出すことがあります。 - ICON(ドイツ)
まだ低気圧止まりで、台風として強く発達しないシミュレーションも見られ、「弱くて早めに崩れる」シナリオを示すこともあります。
Windyではこれらのモデルを切り替えて表示できるため、同じ時刻でも「どのモデルを選ぶか」で進路イメージが変わって見えます。



ECMWFは南シナ海寄り、GFSはやや北寄りもあり。Windyはモデル切り替えが大事」
日本への影響の可能性は?
現時点(1月16日前後)でのポイントをざっくり整理すると:
- 直近5〜7日で日本列島に直接接近・上陸する可能性は低め
- ただし、太平洋高気圧の張り出し方次第では「本州の南海上を東に抜ける」コースに変わる余地は残っている
- その場合でも、本州に強い暴風雨より「南岸低気圧のような雨・うねり」程度になるシナリオが多い
という感じで、「今すぐに本州直撃を心配する段階ではないが、進路次第で波や風の影響が出る可能性はある」という見方が妥当です。
沖縄・先島諸島方面は、進路が少し北寄りになった場合に波・風の影響が出やすいので、海のレジャーや船便の予定がある場合はこまめなチェックが必要です。



本州直撃はまだ低め。沖縄や海の予定がある場合は“波・風”に注意しておくと安心
気象庁・米軍・Windyの見方のコツ
それぞれの情報源には得意・不得意があるので、「組み合わせて見る」のがポイントです。
- 気象庁:日本近海の精度が高く、5日先くらいまでの進路を安心して見るのに向く
- 米軍JTWC:早い段階から“たまご”を拾ってくれるので、「発生しそうかどうか」を把握するのに便利
- ECMWF/GFS/ICON(Windy):10日先くらいまでの“傾向”を見るのに向くが、先の方ほどブレが大きい
ブログやSNSで進路図を見るときは、
- いつ発表の情報か(更新時刻)
- 何日の何時の予報か
- どのモデルがベースになっているか
を意識しておくと、「あれ?見た情報と違う…」という混乱を減らしやすくなります。



気象庁=直近の精度重視、JTWC=発生の早期察知、Windy=傾向チェック用、くらいで使い分けると楽
台風情報を見るときの注意点と家庭でできる準備
台風のたまご段階から情報を追うときに意識しておくと安心なポイントです。
- 1日1回、同じ時間帯に気象庁サイトか公式アプリで進路図を確認
- 旅行・ライブ・子どもの行事がある週は、3〜5日前から影響有無をこまめにチェック
- 海や川、キャンプの予定がある場合は「風・波・雨」を重視して判断
家庭での備えとしては、
- 飲料水・レトルト食品のローリングストック
- モバイルバッテリーの充電
- ベランダの植木鉢・物干し台の固定・片付け
など、「いざ本当に来る」となってから慌てないように、チェックリストだけは前もって作っておくと楽です。



毎日同じ時間に1回チェック+海やイベントの3〜5日前から本格的に警戒、くらいがちょうどいい
まとめ
2026年の台風1号候補となる熱帯低気圧(台風のたまご)は、フィリピン・ミンダナオ島の東海上で発生し、15日までに台風1号「ノケーン」へ発達したと報じられています。
気象庁と米軍JTWCの進路予想はいずれも当面フィリピン〜南シナ海寄りのコースを示しており、現時点で日本列島への直接的な接近・上陸の可能性は高くありませんが、今後の太平洋高気圧の張り出し方によっては、日本の南海上を通過して波や風の影響を及ぼすシナリオも残っています。
ECMWFやGFSなどの数値モデル(Windyで確認可能)は10日先まで傾向を見られますが、先の予報ほどブレが大きいので、直近5日程度は気象庁、早い発生察知には米軍JTWC、中期傾向の確認にはECMWF・GFSと使い分けるのが安心です。
沖縄や海のレジャー、ライブや旅行の予定がある場合は、3〜5日前から最新の進路図をこまめに確認し、必要なら日程変更や屋内プランへの切り替えも検討しておくと、家族で落ち着いて過ごしやすくなります。



今は“様子見”の段階。気象庁・米軍・Windyをうまく使い分けて、旅行やイベントの予定と照らし合わせながら、無理のない備えをしておきたい









